野間洋服店
(大阪府大阪市中央区)
野間 吾郎 様
野間 吾郎 様
お客さんがいる仕事なので、やっぱり信頼関係というか、それだけは崩さないように胸を張って商売をしていきたいと思っています。
仕事する上で大切な事ですよね。
これから110年、120年と継がれていくと思うんですけど、10年後はどんなふうになっていたいと考えていますか?
野間 吾郎 様
お店を大きく繁盛しようとかはあまり考えられないです。この店を守ること、継続させことが今の考えですね。とりあえず2号店、3号店を出そうとはそんなのは全然考えてなくて、今はこの場所で長く続けたいなと思います。
野間 吾郎 様
ちょっと離れたお客さんとかもいらっしゃいましたけど、コロナが明けてからちょっと戻ってきてくれて、去年はみんな良かったと言うのが多かったです。その時に新しく増えたお客さんが今年もまた繋がっているとかそんな感じですね。
そこで新規のお客様に繋がっているんですね。
仕事をしていて一番のやりがいは何でしょうか?
野間 吾郎 様
やりがいはやっぱりうちで買ってくれた服を着てどこかへ行って「何かいいことあったよ」とか教えてくれた時です。売れた時がうれしいのはもちろんですけど、その先にお客さんが「こんなことがあったよ」と言ってくれる時のほうが続けていて良かったなと思います。
野間 吾郎 様
それこそ結婚式に着ていく服とか、パーティーに着ていく服とか、着ていって「こういうの褒められたよ」とか、「あんな人に褒めてもらって次もう1着つくろうかな」とか言われましたね。
それは意識してそうされたのか、後々に実はそうだったのでしょうか?
野間 吾郎 様
後で分かることもありますが、注文の時にどのようなシーンで着られるのかを伺うので、元々来られるお客さんは何かのために着たいというお客さんが多いと思います。
野間 吾郎 様
普通に仕事で使うと言われる方もいますけども、仕事の中でもこういう式典があるとか、パーティーがあるとか、そんな時に着ていく。例えば司会するとか。12月だったら忘年会で宴会の司会する時にみんな多く集まるからと言われる。そんな時用のスーツをと言われて作ってる。そこでバチッと決めていかれて、それが良かったんでしょう、よく似合っていたので、「上司からも褒められて」とかそんなことも嬉しいですよね。
野間 吾郎 様
ホームページの写真には全部載せきれてないのと、入れ替わりが頻繁にあるので小物も見て欲しいですね。オーダーだけでなく、プレゼントに使っていただくお客様も多いので、鮮度を大切にしています。
持っていると気持ちが変わったりしますよね。基本的にはトータルコーディネートでお客様にご提案されるんですか?
野間 吾郎 様
そうですね。身の回りのものが揃うように心がけています。スーツの注文を受けて出来上がりの時にネクタイやカフスを合わせるとか、シャツの注文をもらうとか、靴のオーダーもやってますし。
そのほかに、親子3代で当店をご愛顧くださったお客様で、お祖父様が着ておられた洋服をベアにしてずっと思い出として残るようにというものを作らせていただいたこともあります。
お子さんが4人とお孫さんが10人いて、みんなが1体ずつ持っていられるように。
野間 吾郎 様
お客さんからは、『子どもがみんな1体ずつかわいらしいのを持って、それで生前のおじいちゃんを感じることができるし。おじいちゃんがこれよく着てたねというスーツとかジャケットをそのままぬいぐるみにしてくれて、みんな孫に配ってあげたら本当に大喜びして。孫なんて深い意味は分からないけど、ある程度の年齢になったら分かるからね。』と。
大人になった時に多分その深みを知るというか。それがまた続いてという感じですね。まさに100周年というのを感じました。
野間 吾郎 様
ちゃんと付き合っていただいてるお客さんというのは多いですよね。お客さんのほうから付き合っていただいてる。
いつもそのお客様のところに行って商売させてもらって、2代目と一緒に。いろいろなことを教えてくれることがあって、生き方とか商売の仕方をいろいろ教えてくれるんです。
ありがとうございます。仕事ではなく少しプライベート関連のご質問になりますが、休日はどのようにお過ごしですか?
野間 吾郎 様
当店は休み無しです。
野間 吾郎 様
毎日必ずここにいるんですよ。休日は年末年始だけなので、その休日は寝て休んでいます。
野間 吾郎 様
働かないといけないので。
野間 吾郎 様
そうかもしれないですね。
野間 吾郎 様
音楽はこれが絶対好きとかはなくて、流行ってるのをちょっと薄くまんべんなく知ってるだけという感じです。
洋服の話に戻りますが、今後オーダーで作りたいものは何かありますか?
野間 吾郎 様
あまり変わったのはやる勇気がないです。
野間 吾郎 様
どっちかというと、長くずっと着られるもを提案したいと思っています。1個作って終わりというよりかはずっと引き続きじゃないですけれども、やってもらえるほうが良いと考えています。
ぬいぐるみもそうですけど、ちょっとしたアイデアというか、ゴルフのニッカーボッカーズをベストとセットでご提案していたり、クラシックではあるんですけど、今の時代で新しかったりするので、発想が柔軟なんだなと感じます。
最後に、着こなしで気を付けていることはありますか?
野間 吾郎 様
他の人がしやすいように心がけています。
野間 吾郎 様
真似というか普通の人が良いなと思える格好。洋服の業界にいると自分の趣味ばかりで服をする人が多かったんです。「こんな服誰が着るねん」みたいなのがあって、そういうことを僕はしたくなくて、あまりそういうのが得意じゃないというのもあるんですけど、そういうのではなくて普通の人がしやすいものをなるべく自分はしようと考えてます。
トレンドを取り入れている方は多いですし、会社で着れないことも結構ありますね。
野間 吾郎 様
その時その時の流行は大切ですが、あまりそればかりやりすぎても普通の人はなかなかかなと。これだったらできるなというか真似してみようと思われる格好したいんです。格好悪いと思われるのも嫌ですからね。